NEW YEAR


和歌山市のコミュニティーFM「エフエム和歌山」のクロスメディア局長、山口誠二さん(42)は震災の半年後、宮城県内を訪ね、FM局の様子を確かめた時、違和感があった。大半の時間、音楽が流れていたからだ。

 避難生活が続く中、地域に根ざした情報のニーズがあると思ったが、人手不足で、そうした情報を提供できていなかった。

 「これで災害に強いと言えるのか」

 6年後の17年、いざという時に避難情報や生活情報を届けられるシステムを開発した。「AI(人工知能)アナウンサー」の「ナナコ」だ。周波数「87・7メガ・ヘルツ」にちなみ、バナナエフエムの愛称で親しまれており、命名した。女性の設定だ。

 AIアナウンサーといっても、ロボットのようなアナウンサーがいるわけではない。米アマゾン子会社のソフトを活用し、原稿を読み上げさせるシステムだ。

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